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漂遊する脳髄

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憧れについての思い出

今日の朝刊を何気なく眺めていて、とある名前が目に飛び込んできました。
「磯田和一氏」。
氏の、小さな訃報。

わーっと懐かしい気持になりました。

何故かって、私は中学生の頃、磯田氏とひらいたかこ氏共著の
”ヨーロッパ・イラスト紀行本”を愛読していたのです。

一番最初に購入したのは、シリーズ3作目の
『マザーグースころんだ ロンドンとイギリスの田舎町』でした。

無題004

磯田氏とひらい氏はどちらもイラストレーターで、スケッチブック片手に
興味の赴くままにヨーロッパ貧乏旅行を楽しむ名コンビ、という謳い文句。

小学生の頃にマザーグースに興味を持った私は当然イギリスにも憧れ、
一体この本を何度開いたことか・・・
ここには私のイギリス(というかもうヨーロッパ全体)への憧れが詰まっていたのです。
そして本を開く度に私も現地へ旅行したような気分になり、いつか
かの地へ行くことができたら、2人が旅した街々へ行ってみるのだ!と
うっとりしたものでした。。

・・・今でも時々見るんですけども(笑)

『マザーグースころんだ』の初版は1990年。
今ではもちろん物価等もろもろの変化があり、旅行本としての役割は
果たせないでしょう。
しかし、私にとっては、”海外旅行に対する純粋なワクワク感”を一気に
思い出させてくれる、魅力的な作品です。

『マザーグース〜』にハマった私はその後『グリムありますか』
(ドイツ紀行)『すっごくイタリア』(イタリア紀行)と購入し、今では
どの本も日焼けで紙が黄色く変色してしまっています(^_^;)

当時、シリーズ2作目の『アンデルセンください』(デンマークとオランダ・
ベルギー)も当然欲しかったのですが、今のようにAmazonで簡単に中古本を
探すことのできない高校生(当時)の身には1400〜1500円という価格帯は厳しく、
結局買わず仕舞いでした。

で、さっき思い立ってAmazonで調べてみたら、中古で
26円からだってさ・・・
香典代わりに買おうかしらん・・・(^_^;)

何故『アンデルセン〜』を買わずに『グリム〜』やイタリアを買ったかというと、
思うに、当時の私にはただでさえ遠いヨーロッパの、さらに「北欧」なんて、
旅行に行くことすら全く夢想できない距離感だったのではなかろうか・・・

まぁそんなこんなで青春の1冊に数えられる作品なわけですが、
よく考えてみると
イギリス・ドイツ・イタリアのいずれにも未だ
旅行したことがない己の不甲斐なさに凹みます・・・

ビックリする情けなさですなぁ。とほほ。

さて享年71歳と早いお別れだった磯田氏ですが、新聞には喪主は”友人のひらい
たかこさん”と書いてあり、すっと親交があったのだなぁとしんみり温かい気持ちに
なりました。

御冥福をお祈りいたします。

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